街にむいた窓

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21世紀もはや、2016年
カフカが、「街にむいた窓」を書いたのは、二十世紀、1913年から、百年が過ぎた。
今を生きるひとも、自分という存在を、どこか透明でうつろな孤独と思いつつも、どこか、ひととの絆を持ちたいと、きっと願っていることだろう。

とり残されて生きているけれども、どこかにつながりをもとめているひと、うつりかわっていく時刻、天候、職業などを考えはじめると、とにかくなんでもいいから、自分を支えてくれるような腕がほしい、そんな気持のひと、――このひとは、街にむいた窓が、どうしても必要であろう。もしかりに、このひとが、まったくなにものももとめず、ただ疲れたひとりの人間として、群衆と大空とにかわるがわる眼を放ちながら、窓ぎわに近づき、なにひとつ意欲を抱くこともなくわずかに頭をうしろにそらせている、という状態であるとしても、下を通る馬が、そのあとにつき従う車のほうへ、そして、騒音のなかに、やがては人間との和解に、このひとを引きずりこんでいくのである。

フランツ・カフカ「観察」から


ある流刑地の話 (角川文庫クラシックス)

フランツ・カフカ/角川書店

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街にむいた窓
のシリーズ

今度、秦野・日赤近くの、ギャラリーぜんで、私も、とても個性的な画家と二人展「私のそら」を、十一月三日から十一月八日まで開くことになりました。

よければ案内いたします。

柏瀬八峰


Imageぎゃらりーぜん / Gallery Zenの地図

ぎゃらりーぜん / Gallery Zen

住所: 〒257-0017 神奈川県秦野市 立野台1-2-5 十全堂ビル2F


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by lotusflower7 | 2016-10-19 14:52 | シティのせかい | Trackback | Comments(0)

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