ガルシア・マルケスの『予告された殺人の記録』

愛の狩人は 鷹に似て高きより獲物を狙う ジル・ヴィセンテ


いきなり心を矢で射るフレーズ

コロンビアのノーベル賞作家 ガルシア・マルケスの『予告された殺人の記録』の冒頭の詩である。

...

自分が殺される日、サンティアゴ・ナサールは、司教が船で着くのを待つために、朝、五時半に起きた。やわらかな雨が降るイゲロン樹の森を通り抜ける夢を見た。夢の中では束の間幸せを味わったものの、目が覚めたときは、身体中に鳥の糞を浴びた気がした。


ガルシア・マルケスは

まさに

人生そのものの、哀しみと怖さを、短い冒頭の一節で、呼び覚ますのだ。

それにしても、人の心に深く迫る文学のテーマが

人生の楽しみや喜びよりも、苦しみや哀しみなのは、なぜだろうか?


予告された殺人の記録 (新潮文庫)

G. ガルシア=マルケス/新潮社

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by lotusflower7 | 2016-07-29 09:47 | エセーのせかい | Trackback | Comments(0)

花のまなざしから、こころに響くアートのセカイ、描きます 


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