カテゴリ:シティのせかい( 85 )


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名古屋で近代建築史を学んでいた時の、京都への旅の想い出が今もよみがえります。
修学院離宮や利休の茶室の風雅なたたずまいに感動したのです。
茶室の屋根の檜皮葺が実は木のかけらを一本一本選び出す匠の技によって造作され、四季折々の趣を映し出す庭園が綿密に刈り込まれたものだったのです。
うつくしい《和》の庭は、最初からそこにあったのではなく、自然のイメージを巧みに演出する庭の作り手の眼に見えないこころが反映しているのです。
まちやひとが小綺麗になってゆくのも、まちを作っているひとのちょっとした創意工夫が織り込まれているからですね。

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by lotusflower7 | 2016-10-20 16:43 | シティのせかい | Trackback | Comments(0)

都市のイリュージョン

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おしゃれな街角 window は、通り過ぎる人たちの姿形を映し出し、窓硝子の内と外を反転し、ちょっと不思議な時空を演出します。

さかさまのせかい

あたりまえにいきてるせかい
いのちおわるときゆめとしる

人生は色どられた影の上にある。
ゲーテ「ファウスト」から

chigasaki city 2016.5.8 エメロード



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by lotusflower7 | 2016-10-20 07:49 | シティのせかい | Trackback | Comments(0)

街にむいた窓

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21世紀もはや、2016年
カフカが、「街にむいた窓」を書いたのは、二十世紀、1913年から、百年が過ぎた。
今を生きるひとも、自分という存在を、どこか透明でうつろな孤独と思いつつも、どこか、ひととの絆を持ちたいと、きっと願っていることだろう。

とり残されて生きているけれども、どこかにつながりをもとめているひと、うつりかわっていく時刻、天候、職業などを考えはじめると、とにかくなんでもいいから、自分を支えてくれるような腕がほしい、そんな気持のひと、――このひとは、街にむいた窓が、どうしても必要であろう。もしかりに、このひとが、まったくなにものももとめず、ただ疲れたひとりの人間として、群衆と大空とにかわるがわる眼を放ちながら、窓ぎわに近づき、なにひとつ意欲を抱くこともなくわずかに頭をうしろにそらせている、という状態であるとしても、下を通る馬が、そのあとにつき従う車のほうへ、そして、騒音のなかに、やがては人間との和解に、このひとを引きずりこんでいくのである。

フランツ・カフカ「観察」から


ある流刑地の話 (角川文庫クラシックス)

フランツ・カフカ/角川書店

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街にむいた窓
のシリーズ

今度、秦野・日赤近くの、ギャラリーぜんで、私も、とても個性的な画家と二人展「私のそら」を、十一月三日から十一月八日まで開くことになりました。

よければ案内いたします。

柏瀬八峰


Imageぎゃらりーぜん / Gallery Zenの地図

ぎゃらりーぜん / Gallery Zen

住所: 〒257-0017 神奈川県秦野市 立野台1-2-5 十全堂ビル2F


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by lotusflower7 | 2016-10-19 14:52 | シティのせかい | Trackback | Comments(0)

窓硝子の都市


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Window City

都市空間の中でも、窓は、そこに暮らすひとの、眼差しが、とりわけクリアーに現れている。
なぜなら、目は心の窓と言われるように、窓は、そこに暮らす人の、心模様を造形的に反映するからなのだ。
しかし、無意識の中で表現された、都市のテクスチャーの方が、意識的にデザインされた造作より、美しいのは、なぜだろうか?

季節はめぐり、秋の風吹く季節、体調など大丈夫でしょうか。

窓硝子の都市
のシリーズ

今度、秦野・日赤近くの、ギャラリーぜんで、私も、とても個性的な画家と二人展「私のそら」を、十一月三日から十一月八日まで開くことになりました。

よければ案内いたします。

柏瀬八峰


Imageぎゃらりーぜん / Gallery Zenの地図

ぎゃらりーぜん / Gallery Zen

住所: 〒257-0017 神奈川県秦野市 立野台1-2-5 十全堂ビル2F


アート写真


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by lotusflower7 | 2016-10-13 22:36 | シティのせかい | Trackback | Comments(0)

街道をゆく


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九月の始まりの日の、秦野から二宮への、旧街道はちょっと古風な、質実剛健なトンネルが、印象に刻まれる。京都風の地名・河原町から、かつて二宮の落花生工場へ軽便鉄道が通っていた面影も残っていた。

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秦野・日赤から丹沢を望む風景の中で、昭和という時代を作ってきた世代が連れ立って、弘法山へ昇る姿が、今日もまた秋の風物詩となる。今の時代の高校の文化祭でも、変わらずフィナーレに、蛍の光が流れていた。

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by lotusflower7 | 2016-09-03 20:36 | シティのせかい | Trackback | Comments(0)

いつか美しいまちで


21世紀を過ぎる頃、ニッポンの街角は、モダニズムの夢が実現したかのように、サッパリ綺麗になっていた。
閑静な住宅地には、身綺麗な犬を連れた奥さんが、颯爽と朝の散歩をしていた。子どもたちも、一昔前の泥んこ遊びが嘘のように、お洒落な出で立ちで、優雅に縄跳びをしていた。


しかし、すっかり身綺麗になった街の、閑静な住宅地にも、至るところに監視カメラがある。
塵芥をすっかり洗い清められた駅のプラットホームにも、いつでも防犯装置が作動する。

なぜだろうか?


それをシステム化された現代都市のよそよそしさと見る向きもあろう。
マフィアが席巻する南米のかの国のように、巷に犯罪が溢れ、無法地帯のように千々に乱れているのだろうか?

それは

美しきまちにも犯罪があり、身綺麗な人のこころにも小さな悪が宿る。

からではないだろうか?

どんな人の心にも、小さな悪の芽があり、何か誘惑的なことがあると、目に見える犯罪の形となる。

子ども時代によくある駄菓子屋の万引き



平和な街角に突如出現する通り魔のように

こころは火の元

いつか

火の粉が飛び交う

のだ。


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by lotusflower7 | 2016-07-27 23:42 | シティのせかい | Trackback | Comments(0)

ヨコハマシティ

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時は移り、人は変わり、鉄道路線の錯綜する港の都市・ヨコハマ


西の表玄関・ダイヤモンド地下街は、二十世紀から二十一世紀へ変わっても、時代の様相を映し出してきた。


何気なくまなざしを向け、足早に通り過ぎる、街角の広告も、きっと諸行無常を、ゆきかうひとたちに、告げているのだろう。


ダイヤモンド地下街にゆきかう人たちも、きっと、自分探しの旅をしています。


明日への


夢はあるけど希望はない


夢はないけど希望はある


どっちがいいかしら



yokohama city
2014年夏の終わりに


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by lotusflower7 | 2016-07-18 23:14 | シティのせかい | Trackback | Comments(0)

身綺麗な街で

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ひと頃のニッポンの都会では、夜も更ける頃になると、酔っぱらいが出没し、あちらこちらに塵芥が散在していた。

駅裏のビルには、人いきれと、独特の臭気が満ちていた。
そこに独特の人間臭さを見る文化があり、都会の雑踏に猥雑さの美学を発見する知識人も多かった。

それは、ニッポンの巷に、環境汚染、公害問題が取り沙汰されていた時代だった。


しかし、時代は移り、夜更け過ぎの街もゆきかうひとの姿も、すっかり身綺麗になり、まちのうつくしさを大切にする心がけも、自然な身振りに変わった。

タバコを道に放り投げたり、大声であたり構わず騒ぐ人も少なくなった。

光化学スモッグの街、川崎にきれいな空気と青空が戻ってきた。
都会の川にも、魚や水鳥たちが戻ってきた。

そんな時、私はニッポンは良い国だ、と思う。

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by lotusflower7 | 2016-07-18 23:05 | シティのせかい | Trackback | Comments(0)
ニッポンのまちかどにも、砂漠の花が咲く。
湘南のアロハシティ、茅ヶ崎で発見しました。
うかつにも、これまで私は、サボテンなど多肉植物は、水がなくても、生きてゆけると思ってました。
しかし、実は葉や幹に水を蓄えていて、水が少ない砂漠でも生きてゆける、と聞きました。
中南米やアフリカなど…...
まさに生活の知恵ですね。


集合住宅の軒先にサボテンの赤ちゃん発見!
サボテンも秋の空気と日射しを受けて、すくすくと育ってます。これって地球温暖化なの?
もちょっとした砂漠の色合いを伝えてます。ニッポンの庭も多国籍化してゆくかも…

2016.4.6
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by lotusflower7 | 2016-04-06 21:00 | シティのせかい | Trackback | Comments(2)

サザンビーチの雛祭り

茅ヶ崎の街に向いた窓

から

ちょっとお洒落な雛祭り

の予感

伝わってきます♪

如月から弥生へ

湘南の地の雪溶けゆく日和

街角の雛祭りは、時を超えて、和のこころの大切さ、伝えてくれます。
2014.3.3

立春過ぎての大雪に見舞われた湘南ではありましたが、心和らぐ桜花ひらく季節になりました。
平塚の平塚のカワズザクラ
2014.2.24

季節はめぐり、2016年3月3日、の節句を迎えましたが、お元気でお過ごしですか?
サザンビーチの匂い伝わる湘南の都市・茅ヶ崎の街角では、紙で作った雛人形の飾りと、青の花瓶に活けた千両の、の節句を祝っていました。
21世紀もはや過ぎて、雛人形を飾る家は少なくなったかも知れませんが、
雛飾りで、ニッポンの都市を装うシーンが、そこそこで見つかります。

2016.3.3


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by lotusflower7 | 2016-03-03 19:30 | シティのせかい | Trackback | Comments(2)

花のまなざしから、こころに響くアートのセカイ、描きます 


by HANA