Hadano Baroque

秦野バロック展に寄せて

人間の暮らす都市はさまざまな壁が視線をさえぎっています。

戦災に遭っていない丹沢の麓の町は、都市と自然の二つの焦点のまわりを巡ってゆく。

秦野の路地を散策していると、グルッと回ると同じ場所に戻ってくる、不思議なバロック的空間が現れます。

時のうつろいの中で自然と人工の独特な間合いを示す空間。

都市に壁があるから、人と人の出逢いが生まれ、壁に花を活けることができます。

そして、そこに猫がいれば、まちに暮らす人と人のこころが繋がります。

車の通り抜けない狭い道は猫たちの格好の遊び場です。行けそうでいけない行き止まりの路地も、猫の登場する舞台装置に変貌します。

猫の目線に立ってみると世界の見え方が変わります。また、この世界は人間のためだけにあるのではないと気づかされます。猫たちは人と付かず離れずの微妙な距離感の中で生息しているのです。

今度の震災で人々が知ったのは、小さな命の大切さではないだろうか?

伝えよう、どんな時代にも希望があるということを!

2011年5月28日 HANA



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Commented by がべ@Aquala at 2011-06-15 10:47 x
猫が居る舞台装置に
変貌するって表現素敵ですね
何げない路地裏も
そこに猫ちゃんというアクセントがあるだけで
違ったモノに見えたり
なかなか興味深い(^^)

Commented by 蓮華 at 2011-06-16 21:28 x
>がべ@Aqualaさん、コメントありがとう!
自然と人工の独特な間合いの中で、都市空間に猫が現れる時、まちに暮らす人と人のこころが通い合います。
猫の目線に立って見ると世界の見え方が変わります。
この世界は人間のためだけにあるのではないと気づかされます。
人も猫も、草木も花も、この地球という星の命のネットワークを共有してますね!

by lotusflower7 | 2011-05-27 12:22 | シティのせかい | Trackback | Comments(2)

花のまなざしから、こころに響くアートのセカイ、描きます 


by HANA