俗人「新明解国語辞典」から

「新明解国語辞典」の、俗人の定義が、まさにリアルすぎて、面白い。


①高遠な理想を持たず、すべての人を金持と貧乏人、知名な人とそうでない人とに分け、自分はなんとかして前者になりたいと、そればかりを人生の目標にして・暮らす(努力する)人。

②天下国家の問題、人生いかに生きるべきかということに関心が無く、人のうわさや異性の話ばかりする人。

③高尚な趣味や芸術などに関心を持たない人。


新明解国語辞典 第4版

金田一 京助(編集),山田 明雄(編集),柴田 武(編集),山田 忠雄(編集)/三省堂

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英語のsnob

成り上がりの俗物紳士なのか、さながら日本では、「真田丸」でも話題の、太閤秀吉の姿とも重なり合う。しかし、なぜかそんな秀吉を、今も、庶民は好きなのだ。


しかし、俗人の到底できない、むつかしいえらい修行をやり遂げた高僧が、行の自慢話や、絵の値段が上がった、下がったなどの話しかせず、俗人よりもはるかに俗物ぶりを発揮するのは、人生不可解か。


「新明解国語辞典」で、俗物の定義は


「俗人」を、さらにけいべつしていう言い方。「あいつは全くのーだよ:ー性」


まさに、学窓にして庶民感覚あふれた辞書なのだ。


平安の世なら西行、鎌倉時代の兼好法師、江戸の良寛、そして近くは今も、宮沢賢治が多くの人の心を打つのは、


俗人の到底できない、むつかしいえらい修行をやり遂げた

からではなく、まさに


人生いかに生きるべきか


これひとつに真剣だったからだろう。


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by lotusflower7 | 2016-08-19 23:27 | エセーのせかい | Trackback | Comments(0)

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